スタッフのつぶやきブログ
スタッフブログ 旭ホームズつぶやきブログ
モデルハウスの寿命は?
2021-01-31
カテゴリ:新築,高気密・高断熱,ZEH,認定低炭素,省エネ住宅,長期優良住宅,会社の事,旭ホームズ,寒くない家,床下エアコン,お客様のこと
本日モデルハウスにご来場頂いたお客様から、
『旭ホームズさんの1階のLDKの雰囲気とても好きなんです』
と仰って頂きました。とてもうれしい言葉でした。
モデルハウスを建築したのは約7年前。
当時モデルハウスを建築する時に皆で決めた事は『〇〇風住宅』とか『〇〇デザインの家』という事ではなく、
『無垢の木』と『紙』、『布』、『鉄』、『石』、『土』を使った普遍的なデザインで暖かく、強い家を作ろうというシンプルなコンセプトを決めました。
素材は本物を使って、パッシブに暖かく、涼しく、丈夫で長持ちなモデルハウスが建ちました。
当時はまだ馴染みの少なかったZEHやパッシブ設計、床下エアコンをプランニングしたモデルハウスは私たちの会社でお家を建築して頂いたほとんどのお客様が体感されています。
今日、住宅展示場のモデルハウスの建て替えスパンを調べてみました。
早い会社で3~4年、一般的なスパンで5~10年以内に解体して新しいコンセプトのモデルハウスを建築されるそうです。
まるで以前のスクラップアンドビルドの日本の住宅の考え方ですが、流行りに乗って建築したモデルハウスは流行りが廃れるとそのまま解体して廃棄されるという今までと同じ運命を辿ります。
私たちの会社に来て頂くお客様がよく仰られるのが、
『ハウスメーカーさんのモデルハウスはとても綺麗なんですが、実際にあのデザインとサイズで建つ事は無いですよね』
と仰られます。
敷地と予算に制限が無ければ建ちますが、ほとんどの場合は色々な制限の中で建築する事の方が多いです。
そうなるとモデルハウスの意味は何なのかと感じられて工務店である私たちの会社に来て等身大の家づくりを検討されるお客様が多いと感じています。
旭ホームズのモデルハウス『素の家』は今後も大きなリニューアルも無く、五月が丘という団地の街並みに馴染んで建っていると思います。
普通に快適で気持ちの良い家づくりをご検討されている方は寒いこの時期にぜひ一度お越しになってみて下さい。
総合住宅展示場とは違う家づくりを感じて頂けると思います。
窓の断熱性は重要です。
2021-01-31
カテゴリ:現場,リフォーム,リノベーション,寒くない家,窓の事
今日は朝とても寒かったですね。
家から出ると車のフロントガラスは凍っていました。
窓の結露でお悩みの方は今日は窓が濡れていたと思いますがいかがでしょうか?
今朝は以前性能向上リノベーションをしたお家のメンテナンスにお伺いしました。
こちらのお家は1階は窓を全て樹脂サッシに変更し、2階は2重サッシを取付しました。
サーモカメラを持参していたのでメンテナンスの合間に撮影してみました。
窓際の熱の状況を可視化できるのでとても参考になると思います。
昔シュワちゃんが出ていたプレデターという映画のエイリアンの気持ちでご覧になってみて下さい。
1階は下の写真の様に大きな開口のあるLDKになります。
2階は全て2重サッシです。
まずはLDKの窓です。こちらはYKKさんのAPW330という樹脂サッシを取付しております。
この時期、アルミサッシの場合外気温と同じ温度ぐらいまで窓フレームの温度は下がります。
今日の室温が約20℃位で湿度40%なら露点温度は6.0℃です。窓フレームやガラスがこの温度以下になると結露します。
フレームの温度は約14℃でした。なので結露はしておりませんでした。
外気温は3℃位でしたのでアルミサッシだと結露でベチャベチャという環境です。
やはり樹脂サッシは断熱性が高く、窓ガラスもペアガラスで樹脂のスペーサーを採用しているので断熱性が向上しております。
続いて2階の2重サッシの部分です。こちらは単板ガラスのアルミサッシの内側に樹脂の2重サッシを取付しています。
ガラスは一般複層ガラスです。簡単に言うと普通のペアガラスです。
温度は10℃前後でした。こちらも露点温度を下回っていないので結露していませんでした。
ちなみに2階は無暖房状態でした。
2重サッシも断熱効果が確認できました。
この結果いかがでしょうか?
窓の断熱工事は予算の関係や工事範囲の関係で外窓を交換できる場合とできない場合があると思います。
なので2重サッシという選択肢が出てきますが、窓を交換したから、2重サッシを付けたからと言って単純にお部屋が暖かくなる訳ではありません。
暖房方式などを考慮したうえで、どの窓にどんな工事がコストパフォーマンスが良いか検討する事が大切だと思います。
ですが窓の断熱化は効果的なのは間違いありません。
寒い冬のお部屋の解決策として窓の断熱化の方法をご検討してみて下さい。
床下はとても重要です。
2021-01-30
カテゴリ:現場,リフォーム,リノベーション,性能向上リノベーション,耐震改修,断熱改修,寒くない家,断熱性能の事,不動産,中古住宅,インスペクション,工務店
今日は、断熱改修や耐震補強を行う方のお家に現場調査に行きました。
床下の状況をまずチェックしたのですがとても綺麗な状態でした。
図面通りに施工されており、土間の防湿コンクリートも打ってあり床下はよく乾燥していました。
私たちの会社がお伺いしてまず見るのが床下の状況です。床下の状況から色々な事が分かります。
本日お伺いしたお家はとても床下の状況は良くて大きな劣化は見当たりませんでした。
床下の劣化状況や蟻害などがあるとリフォーム工事に大きな影響を及ぼします。
今回は過去にあった床下の調査で見つかった劣化の状況を写真を添付してご説明します。
一番多いのは白アリの被害です。
白アリの影響で劣化の進み具合がひどいお家を何件か見てきました。
白アリの被害が大きいお家は後の補修工事も嵩みます。
床下をチェックするうえで白アリの蟻害は一番注意する点と言っても良いと思います。
次に多いのが以前のリフォームなどで基礎を壊して配管などをしている後です。
鉄筋の有無を確認するのには良いのですが、大きく開口している場合は補修が必要になります。
配管などの為に開けた場合がほとんどですがその後の補修等はほとんどです。
昔の事なので仕方無い部分もあるとは思いますが、良いとは言えません。
こういった人為的な劣化も時折見られます。
今日お伺いしたお家はこのどちらの劣化事象は無く、きれいな基礎でした。
これから耐震改修と断熱改修の計画プランに入っていきますが劣化が読めるお家は見積もりもしやすい部分があります。
劣化して可能性がある場合はそれだけ安全側に考える必要がありますので目視で劣化が確認できない場合はこの安全側の予備コストを考える割合が少なくなります。
これから改修のプラン、お見積もりと進んでいきます。
とてもダイナミックで楽しい形の中古住宅なのでプランも面白くなりそうですのでこれから楽しみです。
以上、床下の調査の報告でした。
物件調査や性能向上工事、断熱リフォームの事はこちらの記事も読んでみて下さい。
海外製の食洗器についてご質問頂きました。
2021-01-28
カテゴリ:新築,設計の事,家事を楽にする
ここ最近、海外製の食洗器を導入できませんか?とお問合せを頂く事が増えました。
代表的なのはMiele(ミーレ)ですが、その他にも海外製の食洗器メーカーはございます。
今回はご質問頂いた方にご提案したメーカーと国内のキッチンメーカーで採用可能なメーカーを何社かご案内いたします。
私たちの会社でも海外製の食洗器を何度か採用しております。
とてもスタイリッシュでかっこよく、造作のキッチンなどにとても良く合います。
私たちの施工例は造作でお作りしたキッチンが多いのですが最近では国内のキッチンメーカーでも採用できるメーカーが増えました。
私たちの会社の施工例ではMieleとASKOを採用した施工例の写真がありますのでアップします。
最近は国内キッチンメーカーの食洗器の選択品として海外製の食洗器を選べるオプションが増えております。
調べてみると、クリナップさんは特設ページを作ってMieleの商品をご提案していました。
WOODONEさんもSu:ijiはMieleが選択可能な食洗器のオプションの一つです。
比較的採用のしやすさがあるメーカーだと思います。
続いてBOSCH
工具で有名なメーカーですが食洗器も最近お問い合わせが増えました。
BOSCHはオーダーキッチンはもちろんですが、タカラスタンダードさんの商品で組み付ける事ができました。
木製のキャビネットの商品だと加工の関係で設置しやすいのですが、タカラさんの代名詞であるホーロータイプのキッチンの場合はご確認が必要と言われました。
国内メーカーのキッチンで採用可能なメーカーは少ないのでBOSCHの食洗器を検討される方は一度タカラスタンダードさんにお聞きしてみると良いと思います。
そしてAEG
洗濯機なども有名なドイツのメーカーです。AEGも設計士さんとのコラボ物件やオーダーキッチンでのお問い合わせの多い商品です。
スタイリッシュなデザインでとても人気のメーカーです。
機能面に優れた国内メーカーの食洗器もたくさんありますが海外製の食洗器のデザイン性には劣る部分があると思います。
しかし食洗器も家電なのでいつかは壊れます。そんな時のメンテナンスも検討材料の一つかと思います。
国内メーカーはメンテナンスの点ではメリットがあると思います。
上記の様に国内メーカーのキッチンでも採用ができる様になってきた海外製の食洗器ですが、
キッチン全体のコストや使い勝手などを考えながらご採用をご検討してみ下さい。
気密測定についてご質問頂きました。
2021-01-28
カテゴリ:現場,新築,高気密・高断熱,省エネ住宅,会社の事,旭ホームズ,寒くない家,気密測定
先日、気密測定についてご質問を頂きました。
気密測定についてはこちらの記事で詳しく書いておりますが、
全棟気密測定されているとの事ですが、どの様なデータが出るのですか?との事でした。
気密測定ではC値だけしかでない訳ではなく、その他に色々な数値が出ます。
通気量は換気の事を考える上ではとても重要ですし、n値は施工精度のレベルを知る事ができる数値という認識です。
通気量は換気システムの換気計算で取り入れた部分以外の換気扇で排気する空気の量を検討するうえで重要です。
浴室などの換気扇は排気オンリーで給気がされない物が多いので単純に排気だけすると給気不足でドアなどを開ける時に不具合があります。
キッチンは同時給排と呼ばれる換気扇を採用するので室内が負圧になりにくい物を採用しています。
n値は隙間の大きさの分布を表す数値として考えておりますが小さい隙間が分散している状態の時は1.00に近くなると言われております。
大きな穴が不規則にあると2.00に近くなるので1.004に近いほど良いと言われております。
αAという隙間の大きさと、気密性能のC値だけがよく話題に上がりますがその他の数値も見ていると面白いです。
今回、私たちが提出している気密測定の結果報告書の例を添付いたします。
数字だけ見ると何のこっちゃという感じですが、毎回提出しております。ご参考にして下さい↓
測定結果の報告書は上記の様な書式でご提出しております。
私たちの会社では全棟気密測定をしておりますが、年間棟数10棟前後ですので全棟測定をする事が可能です。
今後もあまり多くの棟数はせずに品質を上げる事を大切にしているので全棟測定していこうと思います。
気密性能がすべてではありませんが高気密高断熱を語る上では大切な数値である事は間違いないです。
今後も丁寧に施工して隙間の少ない家を作っていきます。