スタッフのつぶやきブログ
スタッフブログ 旭ホームズつぶやきブログ
素の家リノベーション『自然と共に暮らす家』の動画をアップしました。
2021-02-11
カテゴリ:現場,リフォーム,リノベーション,長期優良リフォーム,断熱改修,吹抜け,寒くない家,断熱性能の事,内装のこと,Youtube,お客様のこと,動画
先日、撮影させて頂いた安芸郡の日本家屋の断熱リノベーションを行った『自然と共に暮らす家』の動画が完成しましたのでYoutubeにアップしました。
素人が撮影した動画なので所々気になる点もあると思いますが、優しい雰囲気のクライアントさんとお家が伝わる動画になったと思います。
以前は寒くて暗かった室内が暖かく、明るく、快適に生まれ変わりました。
ご家族の笑顔や笑声が沢山聞こえるお家になってくれると思います。
細かな点をお伝えすると、室内はエリア断熱を行い、居室とLDKは断熱のエリア内としました。
エリア外は縁側や和室、すでにリフォーム済だった水まわりになります。
北側のダイニングにご家族で集まっていましたが南面の客間をリビングとしてそこに薪ストーブを設置しました。
薪ストーブの上部は吹き抜けになっており、寝室と2階ホールは在宅ワーク中のご主人様のスペースになっています。
1階にはお母様の寝室もあり、どこも暖かく快適に過ごせる空間にしています。
ダイニングは壁掛けテレビがあり、壁にはタイルを張りました。
裏側は薪ストーブの耐熱壁がありますが、この部分は土壁を残して蓄熱層にしております。
床材はナラの無垢材、壁は紙布クロス、ジュラク壁、エコカラット、石州の瓦タイルで仕上げております。
シンプルですが気持ちの良いお家になりました。
撮影した写真を掲載した雑誌は今年の秋以降に出版となります。
また雑誌ができましたらご報告いたします。
8年前の工事
2021-02-10
カテゴリ:現場,リフォーム,リノベーション,お客様のこと
8年前の今日は工事の終盤だったようです。
昭和の香りのする喫茶店を優しい雰囲気のカフェにするために店主さんと色々なアイデアを出しあって工事をしました。
今ではたくさんのお客さんが来られている人気のカフェです。
当時は費用の関係もあり、店主さんに沢山ご協力頂きながら手作りで作り上げるコンセプトで進めました。
塗装もDIYでタイル工事もDIYで施工しました。
大変でしたが今でもその名残が感じられる手作りの優しいカフェです。
人気のカフェなので満席の場合も多いので来店の場合はお早めに。
堀込車庫についての注意点
2021-02-09
カテゴリ:現場,設計の事,不動産,中古住宅
今日、佐伯区の現場に敷地調査に行きました。
私たちの会社がある様な山肌を造成して作った団地でしたが敷地には堀込車庫がありました。
この堀込車庫がある敷地は注意が必要になります。堀込車庫がある土地は広島では古い団地によく見かけられますが建築をする時にチェックすべき事が何点かあります。
堀込車庫のある土地を利用して建築する場合の注意点を書きたいと思います。
何点かポイントを絞ってお伝えします。
①造成の時に作られている堀込車庫であるか?
造成の確認の時に安全性を確認して作られた堀込車庫で加工をしていなければ安全性は確認できますが、確認を取らず後から作った堀込車庫は建て替え工事時に安全性の確認を求められる事があります。
古い宅地の場合は造成当時の資料はほぼ無いと思うので後から安全性を確認するのは手間と時間とお金が掛かります。
②建ぺい率のチェック
堀込車庫は建築物と同じ扱いになるので敷地に対する建築面積を問われます。お家を大きく作って堀込車庫の建築面積を考慮していないと建ぺい率オーバーという事もあります。
③解体する場合に崖にならないか?
安全性が確認できないのであれば屋根を取ってしまうという手段もあります。この場合、両サイドの擁壁を残して解体している現場をよく見ます。2m以上の高さがあればがけ条例に掛かる可能性があります。
解体したから問題なしという訳でなく、他の規制が掛かる場合がございます。
④宅地造成工事にならないか?
切土や盛り土をある一定の高さや面積で行うと宅地造成工事になる場合がございます。宅地造成規制区域に入っている土地の場合は安全性を確認したうえで申請が必要になります。申請をすれば問題ありませんが時間やコストが掛かります。
その他にもチェックする点はありますがざっくり上げると以上の様な注意点があります。
建て替え等で堀込車庫がある場合は事前に業者に確認する事をお勧めいたします。
事前にチェックしたうえで建築を進めていければ後から大きなコストが掛かったり、設計変更する事が少なくなりますのでご参考にして下さい。
今日はリノベーション現場の撮影を行いました。
2021-02-08
カテゴリ:現場,リフォーム,リノベーション,性能向上リノベーション,断熱改修,寒くない家
今日は安芸郡で施工した断熱リフォームをした性能向上リノベーションの現場の撮影を行いました。
こちらのお家は古い日本家屋を断熱改修し、間取りを変更した現場です。
暖房は薪ストーブを採用して快適で暖かい空間を実現しました。
こちらの現場は今年の春以降に出版されるリフォーム雑誌に掲載されます。
クライアントの実際の感想と私たちの会社のご提案をヒアリングして頂きましたがどんな内容になるか今から楽しみです。
発売は先になりますがご期待下さい。
床下エアコンを利用した暖房方法について
2021-02-07
カテゴリ:現場,新築,高気密・高断熱,省エネ住宅,寒くない家,床下エアコン
先日、床下エアコンを採用した暖房方法のについてご質問を頂いたのでブログを書こうと思います。
冬の時期に床下エアコンの体感をしたくてモデルハウスに来られる方が多くいらっしゃいます。
寒い冬に効果的な床下エアコンは床暖房とはまた違う、とても快適な室内温度にしてくれますが、間取りやお部屋の間仕切りによって少し温度差が出る事があります。
できる限り効果的に利用して頂く為に、開放的な間取りでご提案しますが、お施主様のご要望によっては細かく区切ったプランにしなければならない時もございます。
そんな時でも暖房の場合は、1階に関しては比較的全体を暖房する事が可能です。
2階は日射を取得したり、換気システムなどをうまく配置して全体を暖める事もある程度は可能ですが、1階ほど暖まらない可能性がある場合に壁掛けエアコンなどを採用して2階全体を暖める方法を検討したりします。
できる限り床下エアコン1台で全館暖房できるように設計を工夫しますが、間取りのご要望により温度差が出そうな場合の暖房の組み合わせについて解説します。
パターン① 1階床下エアコン+2階は壁掛けエアコン
一番多いパターンは床下エアコン+必要な部屋に壁掛けエアコンを1台つけるパターンです。
壁掛けエアコンを連続運転しつつ、共用スペースやドアを開放したりする事で2階のフロアの暖房をするパターンです。
メリットはコストパフォーマンスです。2階のエアコンは市販品でも、持ち込みでも利用可能です。
パターン② 1階床下エアコン+2階エアコンをダクトで各部屋に分配
最近、大きな2世帯住宅で1階フロアはご両親、2階は共働きの若いご夫婦というお家のご相談が増えております。
この場合に、1階の床下エアコンは常時連続運転ですが、2階は場合によっては運転を止めたい場合がありました。
2階は必要な時には運転したいけど、仕事などで不在の時は運転を止めたいご要望です。
完全な2世帯の場合はそれなりに各階のフロアが大きいのでエアコン1台で賄おうとした場合は隅々まで暖気が行きにくい事があります。
そんな時に採用した方式ですが、2階のエアコンはホールなどに設置してダクトで暖房を各部屋に分配するという方式になります。
メリットは各部屋に確実に届ける事ができるのと、換気とエアコンなどを連動して採用する事も可能です。
デメリットはコストが少し高くなります。
パターン③ 1階床下エアコン+2階壁掛けエアコン+ダクトファンで各部屋に分配
続いては、2階のホールなどに壁掛けエアコンを1台取付して天井ダクト式の換気扇を利用して各部屋に分配するやり方でです。
プラン②はエアコンから直接暖房をダクトで送り届ける方法ですが、こちらは一度室内に吹き出した暖かい空気を換気扇で吸い込んで分配するという方法になります。
ホールなどの空間をチャンバーとして利用してその空間の暖まった空気を風量のみで分けて届ける方式になります。
メリットは空気を届ける一般的なダクト式の換気扇を2~3台取付するのみなのでプラン②に比べるとコストダウンできます。
デメリットは一度ホールなどの空間に吹き出した空気を吸い込んで分けるのでホール部分が暖まっていないといけないのと、大きな面積になると対応できない場合もあります。
パターン④ 1階床下エアコン+1階の床下エアコンからダクトで2階に分配
こちらの方式はコンパクトな物件向けの方法です。
1階の床下に吹き出した温風をカウンターアローファンというファンを利用してそのまま2階まで分配する方式です。
熱源はあくまで1階の床下エアコンのみなので2階のエアコンは必要ありません。
コンパクトで開放的な間取りのお家にはコストも抑える事ができてピッタリです。
メリットはコストが抑える事が可能な事です。
デメリットは大きな面積の家になると対応できない可能性があるのと、大きなダクトスペースが必要になる場合がございます。
以上の様に、床下エアコンを採用した暖房の考え方にも色々な方法がございます。
1台で全て暖房できる間取りをまずご提案しますが、打合せのなかでどうしても部屋を区切りたい場合も出てきたり、バックアップの意味で2階にエアコンを入れたい時があります。
そんな時にご提案する方法になります。
床下エアコンを採用しない場合でも活用できる方法ですのでご参考にしてみて下さい。