スタッフのつぶやきブログ
スタッフブログ 旭ホームズつぶやきブログ
セミナーにいって感じた事を書きます。
2014-07-16
今週は先日行った2つのセミナーについて書かせて頂きます。
先日のブログでも末岡がご報告しておりましたが7/11にYKKさんのセミナーに行って来ました。
で、当たったんです
ダイソンの扇風機
持ってますね。私。
写真は満面の笑みを浮かべる私と当たった時の写真を同じエアブレス会の松川建設、松川社長が撮って頂いた写真です
自慢はそのくらいにして、肝心の内容です。
今回のセミナーはYKKapさん主催のAPWフォーラムというイベントでした。
広島会場の登壇者はパッシブハウスジャパン代表理事の森みわさんでした。
当社もパッシブデザインを設計の基本理念としておりますが、森さんが設計されるのは世界基準のパッシブハウスと呼ばれる性能の超がつく高性能住宅です。
簡単なご説明は下記の90秒動画でご覧下さい↓
ショートセミナーを含めて3回目のセミナーでしたが、毎回沢山の気付きを頂けます。
世界と日本の住宅性能の差、エネルギー政策の差、はたまた安全保障の考えの差、健康への考え方の差まで感じます。
日本の省エネやエコロジーは経済性が伴わないと採用される可能性が少なくなります。
簡単に言えば儲かればするが儲からなければしない。という事です。
そんな考えが電気仕掛けのスマートハウスを産み、太陽光発電搭載=省エネ建築みたいな安易な考えになってしまっています。
まずは基本性能である断熱性、日射遮蔽、冷暖房、給湯、照明、家電、換気などの性能をコストの許す限り上げてから最後に創エネ設備を載せる事が大切です。
ドイツで建築の経験のある方が日本の住宅を見て『頭に高性能な帽子をかぶって、体は真っ裸』と言われていました。まさにその様な省エネの間違った考え方が実務者である設計者、施工者にあるのも事実です。
当社でもその間違いに気付いたのはそんなに昔ではないのです。
ますます省エネ建築、パッシブデザインに目覚めたセミナーでした。
続いて今週14日に自立循環型住宅研究会広島県支部主催で開催された温熱リノベセミナーに岡崎君と行きました。
こちらのセミナーの登壇者は、住まいと環境社代表でFoward to 1985 Energy lifeの言いだしっぺ 野池政宏さんの公演でした。
こちらは改修目線のセミナーで省エネの考えにウェイトを置いたリノベーション、リフォームをどの様な考え方で行うかを丸一日かけて勉強するセミナーでした。
新築の供給戸数が減っていく時代の中で、既存住宅の重要性が上がっています。
しかし、ひとえに既存住宅の改修、リフォーム、リノベーションと言っても見た目を良くする、間取りを変える、設備を更新する、違う価値を与えるなど沢山の考え方が存在します。
その時にこんな考え方もあると思います。
お家性能を上げる改修、リフォーム、リノベーションです。
かっこよくなっても『寒い、暑い、危険』では本当の意味での価値は与える事ができません。
今回のセミナーでは中々スポットの当たらない性能部分にスポットを当てた、専門的な内容が沢山詰まっていました。
一つ例を上げますと、
『1階LDKを断熱改修した時にBEFOREとAFTERでこれぐらい温度差が出来てAFTERの方が快適になり、ヒートショックの危険性が少なくなります。そして暖冷房費がこれぐらい下がります。』
と言ったアプローチができる実務者を育成するセミナーです。
費用と性能、コストのアプローチから改修、リフォーム、リノベーションを考える実務者になれます。
もちろん、構造や設備の専門性があってこその知識です。
当社もその様なお問い合わせが増えてきており、実際に耐震補強+断熱改修の大型リフォームは年を追うごとに増えています。
こちらのセミナーでもまだまだ勉強が必要だと気付かせて頂きました。
今後の旭ホームズは性能と省エネ、コストの面で大きく変わりますよ
詳細はこれから社内で検討します
以上名藤がセミナーのご報告させて頂きましたっ