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強い屋根
2023-06-05
先月の月刊アーキテクトビルダーは『強い屋根超入門』という事で屋根の構造や漏水・結露対策、断熱に関するディティールが掲載されていました。
水平構面(構造上重要な平面の剛性)を確保しつつ、漏水・結露を防いで高断熱化。耐震等級3、断熱等級6以上を実現する屋根の設計手法を解説という表紙でした。
私たちの会社でも許容応力度の耐震等級3を取得しながら、屋根は等級6以上をクリアできる様に現在はセルロースファイバーを300㎜吹き込んで施工しています。
屋根は2重通気を確保しながら屋根の合板の結露や漏水からの腐食を防ぐ工夫を取り入れて設計施工していますが、どんどん部材は増えて上棟時の屋根の作業は時間が掛かる事が多いです。
ですが、屋根は鍋で言うなら蓋なので断熱上もとても重要ですし構造上も屋根の構面は重要になります。構造で必要な部材が断熱するうえで邪魔になったり、気密処理をする中で束などの部材は細かな気密テープの処理が必要になる場合もあり手は掛かりますが重要な部分なのでしっかりとした作業が必要な部分です。
省略できる部分は省力しつつ、構造と断熱を確保するうえでのヒントが沢山詰まった今回の月刊アーキテクトビルダーでした。
皆実町のお家も先日屋根のセルロースファイバーでの断熱工事が完了しました。
構造と断熱どちらも大切にしながら長持ちする屋根をご提案していきたいと思います。