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2重サッシで窓の温度はどう変わるか?その②
2023-02-22
カテゴリ:広島,現場,リフォーム,リノベーション,つぶやき,名藤,断熱性能の事,窓の事
昨日のブログでお伝えした2重サッシの現場ですが、2重窓の取付けが完了したので改めてサーモカメラを利用して窓の表面温度を測定しました。
上記の写真の左上にある温度が表面温度になります。サーモカメラの温度レンジが合っていないのでAFTERの画像が暖かそうに見えない点はご勘弁下さい。
今回内側に取付したのはYKKさんのプラマードUでガラスはLow-E複層ガラスでアルゴンガス入りのガラスになります。
前回のブログで窓の性能値が大体3.5~4.0W/㎡・k程度 とお伝えしましたが、2重サッシにする事で約1.2W/㎡・k程度まで窓の断熱性能が上がっていると思われます。
上記の数値は小さいほど窓の断熱性能が高い事になりますが、1.2W/㎡・kという窓の熱貫流率はトリプルガラスの樹脂窓程度まで性能UPしたくらいになると思います。
写真で注目すべきは点は窓の表面温度になりますが、だいたい10℃前後まで窓のフレーム部分の温度は上がっていました。
以前の温度は5℃以下で結露する条件も揃っていましたが、窓の下部の部分の温度も10℃近くありましたので結露の心配も少なくなりそうです。
また、サッシ表面の温度が上がると壁や床、天井などとの温度差も少なくなり、窓際の寒さも感じにくくなります。
実際にお施主様は初日から体感が変わったと仰っていました。
今回は先進的窓リノベの補助金事業が後押しをしましたが、やはり窓の断熱化は既存の住宅の省エネ性や快適性を格段に上げる事を実感しました。
たかが窓ですがされど窓です。
窓の断熱化をすると大きく体感が変わりますので今回のブログをぜひご参考にして下さい。