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古いお家で無暖房だとどれくらい室温が下がるか
2023-01-26
カテゴリ:高気密・高断熱,省エネ住宅,長期優良リフォーム,断熱改修,寒くない家,断熱性能の事
先日、五月が丘のリノベーションモデルハウスのswitchbotの室温データを取りに行きました。
寒波の来る前でしたが気温が低い日も続き、室温がどの様な状況になっているか興味津々で現場に行きました。
やはり室内に入って感じるのは『寒い』という感覚でした。
窓や断熱の性能不足はもちろんですが、一番堪えるのは床の冷たさです。
足元がキンキンに冷えていました。
室温はどの箇所も一桁の室温で外気とほぼ変わらず、暖かい場所と言えば太陽光が入ってきている一部のみでした。
サーモカメラのFLIRで確認しても一目瞭然です。先日の広島市西区のお家とは比べ物にならないくらい寒いお家でした。
ここから断熱改修を行い暖かいお家にしていきますが、五月が丘は寒い事もありしっかりと建築場所の環境データを取得して各部屋の負荷を計算しながら暖房計画をしていこうと思います。
断熱やパッシブ設計に関しては、画一的に断熱仕様や換気システム、窓の仕様を決めたからと言って省エネで暖かく涼しい家になる訳ではありません。
敷地を読み込み、負荷を計算して仕様を決めていく事が重要です。Ua値のみの数値をあてにして暖かく涼しいお家を考えると思っていたのと違うという事もあると思います。
中古住宅の改修も既存の建物性能を知り、そこからコスト調整とご要望のバランスを取りながら粘り強く打合わせをする事が重要だと感じました。
省エネや室内環境の勉強を何年もしていますが、無知の知を知り今後も勉強が必要だなと思っています。