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ウクライナ情勢について

2022-03-15
ロシアのウクライナ侵攻後2週間が経とうとしています。


戦況は悪化の一途で、遠い日本にも戦争の影響が出始めています。


建築業界も今回のロシアのウクライナ侵攻の影響で色々な事が懸念されています。


現時点で言われている懸念材料をピックアップいたします。


〇オデッサ侵攻の影響
オデッサは木材輸出の主要港という事で今後の木材供給に影響が出る可能性があります。

〇影響が出ると思われる木材
直接的な影響が出るのは野縁や垂木と言われています。国内の3~4割が輸入材でその中の8割がロシア産と言われています。輸入が止まった場合、国産材で対応する動きが出ると思いますが急な増産はできないので影響が懸念されています。

〇合板の供給不安
ロシアの『非友好国』に対する輸出禁止対象項目リストの中に木材についてはチップ、丸太、単板が対象となりました。日本国内の合板市場にどこまで影響があるか不透明ですが、影響が出る事は間違いないと言われています。日本のメーカーでは針葉樹合板のフェイスバックがロシア産の会社もあるので構成を変える必要が出てくると思われます。合板の高騰、国産材の価格高騰が懸念材料になっています。

〇ワイヤーハーネスの懸念
ワイヤーハーネス製造大手の会社がウクライナに工場を持っています。ワイヤーハーネスはエコキュートやガス給湯器などにも使われているため供給不足が起きると半導体同様に納期の遅延が懸念されます。

〇半導体材料の懸念
半導体の原材料はウクライナ、ロシアのシェアが高く、懸念が高まっております。
半導体製造用ガス(高純度ネオンガス)は世界の供給量の7割がウクライナ産です。主原料のパラジウムは世界供給量の4割がロシア産です。
新型コロナウィルスの影響で半導体不足が起きていますが今回の紛争で更なる救急不安が懸念されています。

〇アルミ二ウムの供給不安
アルミの原材料であるボーキサイトの産出量はロシアが世界2位なので供給の不安感が高まり、アルミニウム相場は過去最高値を更新しました。

〇樹脂製品の供給リスク、コスト増の懸念
原油価格高騰により、プラスチックなどの樹脂製品の原料であるナフサも高騰する可能性が高いと言われています。
原油とナフサの価格はリンクすることから樹脂製品全般に影響が及ぶ懸念が出ています。

〇住宅木材、米で10か月ぶりの高値 ウクライナ侵攻で16%急騰
木材の先物価格は1週間余りで一時16%上昇し、約10か月ぶりの高値を付けたとの報道がありました。
第二次ウッドショックの現実味が帯びてきています。



以上の様に様々な懸念材料が出てきています。


この様な状況の中ですが、私たちができる努力を精一杯して顧客への価値を維持する様に今から対策を練っておく事が重要だと感じました。


何が起きるか分からない世の中ですが、冷静に見極めながら仕事を進めていこうと思います。
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