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景観と窓の断熱
2022-01-15
カテゴリ:広島,現場,リフォーム,リノベーション,新築,つぶやき,名藤,高気密・高断熱,省エネ住宅,設計の事,断熱性能の事,窓の事,パッシブ,お客様のこと
今日は海沿いにあるマンションのお客様宅に2重サッシを取付にお伺いしました。
ここから見える瀬戸内の景色がとても気持ちよく、ずっと外を眺めていられるそんな絶景でした。
今回2重サッシを取付した窓は、方角は東面なので夏は強烈な日差しが午前中に当たる場所で、大きな開口で換気窓も付いているので寒さや音の問題もある掃き出し窓でした。
なのでお客様からのご要望は断熱と防音の為に2重サッシを取付して欲しいというシンプルなご要望でした。
今回感じた事は景観の良さを生かしながら窓の断熱性能を上げるという事はとても大切な考え方だと思います。
いつも色々と教えて頂いている設計士さんが仰られていた言葉ですが、
『断熱は大切だけど北側に綺麗な桜が見えるならそこに大きな窓を取ります。その為に窓の性能は良い物をご提案します』
と言われていました。
窓単体の性能を追い求める大切さもありますが、景色や情緒を感じられる方角が敷地にあるならそこに大きな開口を取る事は大切な設計の考え方だなと思います。
窓性能がどんどん上がっていますが、景色を取り入れるセンスは性能では表せない物があると感じています。
敷地を読むという事はそう言う事だと思います。
現在建築中の大竹のお家や岩国の性能向上リノベの現場も綺麗な景色が外に見えるのでそこに大きな開口を取り、窓の断熱性能を上げて設計しています。
住宅の高性能化と共に、開口は小さくなってきていると思います。
窓を小さくすると熱ロスは確実に減りますが、外とのつながりも小さくなります。
現代の人と人との関係性にも近い気がしてしまいますが、建物も人も自然の一部です。
自然や環境が有って建物があり、人がいます。
自然を生かす事も窓設計、建物設計の大切要素だと改めて感じました。
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