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安全持続性能

2021-12-26
カテゴリ:広島,会社の事,設計の事,お客様のこと
先日、作業療法士で住宅内の安全な間取りをYoutubeやSNSなどで発信されているヨシローさんと一緒に弊社にお問合せ頂いているクライアントさんの家づくりのヒアリングをさせて頂きました。


ヨシローさんは安全持続性能という全世代が安心して住める家づくりを発信されており、年齢や身体が変化しても安全に住み続けられる家づくりを目指して活動されています。


もちろん、耐震性や省エネ性能は必須ですので基本的なお家の性能を叶えたうえでの医療視点や介護視点での間取りのサポートを全国でされている方です。


今回のクライアントさんとのお打合せの中で、私たちの会社だけの知識では気付けない部分もあると感じてオンライン面談という形でお打合せにご参加して頂き、改めて細かなヒアリングを行って頂きました。


お打合せの中で、医療の専門的な器具の事や名称など普段の建築のお仕事だけでは知り得ないお話があり、建築の知識だけでサポートできる部分は設計者や担当者の知識レベルでできる建物は大きく変わってしまうなと感じました。


端的に言うと、クライアントさんの身体の状況が分からなければ工務店側の経験と知識のみで家が出来上がってしまう危険性があると思いました。


ヨシローさんは11年間の病院勤務の経験と実際にリハビリの現場でサポートした経験を元に、私たち建築業者のみでは気付かない部分の詳細な情報をヒアリングして頂き、クライアントのご夫婦も安心した表情でお打合せが終わりました。


帰られる時にクライアントさんが、


『よくご存じの方で安心しました』


と仰って頂きました。


医療や介護が必要な方の場合、クライアントさんがご不安な中で、家を建てる工務店側の知識レベルだけで家づくりが決まってしまうのはお客様にとっては良くない事だと思います。


重要な部分はプロの知識と相手を思う気持ちが大切だと感じたお打合せでした。


私たちも以前ALSの方のお家を建築させて頂いた事があります。


その当時の精一杯の知識でご対応させて頂きましたが、間取りの細かなポイントから相談できる医療や介護のプロはいませんでした。


また、身体が不自由な方に合わせて建物を設計していましたが、そこには一緒に住むご家族がいらっしゃり、フォローするご家族のストレスを少なくする間取りのご提案も必要だったかなと今では感じています。


今後も家づくりの中で安全持続性能を活用した間取りのご提案をしていきます。


世代に関係なく、家族みんなが安全で快適に末永く住める持続可能な家づくりを進めていきたいと思います。


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