旭ホームズ社長の手紙

　　　　〜　『働く君に贈る２５の言葉』〜
　

　　　　　　　　　　　　　　　著者　佐々木　常夫


この本は２０才〜３０才のサラリーマンに働くことや
生きることの基本が書かれています。
そして、その経験がその後の人生に大きな影響を
与えるのだと、解りやすく教えてくれます。
著者　佐々木　氏は東レの取締役の後に東レ経営研究所
社長に就任され現在は特別顧問をされています。



在職中、妻が肝臓病を患い、うつ病を併発する。
自閉症の長男を含む３人の子供と妻の看病のため
毎日１８時に退社する必要に迫られる。
氏はうつ病の妻が３度の自殺未遂を行い絶望感の
中からもたくましく家庭と仕事の両立に挑戦する。


我々旭ホームズの皆さんも毎日夜遅くまで
仕事をしています。
水曜日は１７時３０分までに退社する。
「ノー残業デイ」です。
その日は、皆さん朝から段取り良く仕事をして
早く帰宅する工夫をしていますが・・・


著者は、多忙な課長時代も毎日１８時に退社
しています。
どうやってそれが出来たのでしょうか？
少し本の内容を紹介します。



第３章『仕事の要を知る』すぐに走り出してはいけない
　　　　まず、考えない。advice−１０
仕事を始める前に「最短距離でゴールするめには
どうすればいいか？」
を考える。そして、しっかりした計画を立てる。
「戦略的計画立案」は仕事を半分に減らすと考え
ています。
仕事をするうえでは制約（締め切り）を意識する。
その制約があるからこそ知恵が出てくるのです。
たとえば将来の為に英会話を学ぶとすれば一定の
時間の制約を受けるが、まず先にその時間を優先的に
確保してしまう。そうすればその制約を乗り越える方法は
必ず見つかります。

・だからあえて制約を求めなさい
・人には制約があるから成長するのです


第１章　advice−０３　欲が磨かれて志になる

いい仕事をしていい人生を送るために最も大切なのは
「志」です。それは壁にぶつかって痛い目にあいながら
つかみ取っていくものです。
欲がなければ壁にぶつかることもありません。
欲があるから、やりたいことがあるから、
人は思い切り壁にぶつかることができるのです。
つまり、欲が磨かれて「志になる」のです。
欲を持たなければ穏やかな人生を送ることができるかも
知れません。
欲を満たすために努力する必要もありませんし欲が満たさ
れない為に傷つくこともないからです。
しかし、それでは「本物の志」を持つことはできません。



最近読んだ本でこれ程感動したことはありません。
著者　佐々木　常夫氏　の厳しくも温かい生き方・考え方に
私自身たくさんの気づきや学びをいただきました。
これからの人生や会社経営していく上でのバイブルとして
苦しい時や悩んだ時に又、読み返したいと思います。


　　　　　　　　　　　　　いい本に出会えてありがとう　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感謝


働く君に贈る　２５の言葉
WAVE　出版　
定価　1,400円



　　　　　　　　　平成２３年５月３１日




　　　　　　　　　　　　　　　　　旭ホームズ株式会社　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　社長　　桝　卓雄