社長の手紙
会長が1992年より、毎月給与明細書に入れていた手紙を社長が受け継いでます
拝啓
今日は佐伯区八幡でA様邸の棟上げです。上棟の日は工事の安全を祈りつつ進めていますが、夕方頃 家の形になった時はいつも感動です。A様の奥様が当社末岡と小・中学校の同級生だった人だけに一層力が入っています。
この様な”ご縁”を大切にしながらもっともっと地域の人に愛され必要とされる工務店になりましょう。
私が毎朝読んでいる月刊朝礼の昨日が次のものでした。
”一年間”
昨年の九月、アメリカで起きた金融危機『リーマン・ショック』は、世界の経済に深刻な影響をおよぼし、日本でも『百年に一度の経済危機』 『未曾有の大不況』などと、不安をかきたてるような言葉が飛びかいました。
この一年間、厳しい不景気のなかで、だれもがそれぞれの場所で、荒波を乗りこえるために、懸命に働いてきたことでしょう。まだまだ、はっきりと先を見通すことのできる段階ではないかもしれませんが、試練に耐えてきた一人ひとりの奮闘は、きっと報われるはずです。
この世界的な大不況は、一方で、これまで強欲なまでの利益追求至上主義で膨張し、リスクの高い投資に走ってきた金融経済のあり方について、国際社会に反省をうながす契機にもなりました。
昔、ある国の王様は、手に触れるものすべてを黄金に変えることのできる力を授かりました。ところが、食べ物や自分の娘まで黄金になってしまい、困り果て、神様に謝罪し、川で身を清めて許してもらったそうです。現在の世界の状況には、この伝説に通じるものがあるかもしれません。私たちの暮らしや、これからの社会のあり方についても、考えてみたいものです。
今日の言葉
次の一年間は何をがんばりますか
平成２１年９月３０日
旭ホームズ株式会社 社長 桝 卓雄
