旭ホームズ社長の手紙

拝啓

　

我社の設立３０周年目がこの５月で終わります。
昨年、消費税が８％に上がり 新築工事の営業は
激しい戦いの連続で、ずいぶん負けました。

そして 今期の新築売上棟数はここ１０年間で
最低棟数となっています。

しかし リフォーム件数は設立以来最高の２００軒
を超えました。
不動産部門の数字も良く、まだ最終数字は出てい
ませんが、今期の決算も利益計上が出来そうです。
　

皆さんが毎日夜遅く また日曜・祭日も仕事をした
その努力のお陰です。
決算賞与を出して、皆さんの労に報いたいと思い
ます。よく頑張ってくれました。ありがとう！！
　　
　

　　　　　　　～浩子ちゃんの家～

　
広島市西区で木造平屋新築の家を、５月２１日に
家内と共に訪問しました。お引越しは１４日にされ
家具や荷物が入っていました。

最初、新築のお話があった時、その敷地の細長い
形状から 建物は建てられないのでは・・・と思った
ほどです。( 間口３.４ｍ × 奥行３３.５ｍ）
建物は 間口２.７ｍ　× 奥行１８.６メートルです。

お施主様の奥様(浩子ちゃん)は　私の娘 末岡京子と
高校のバレーボール部の１年後輩になります。
浩子ちゃんはエースアタッカーでした。

私はクラブ部の父母会の会長をしていたので、浩子　
ちゃんの事はよく知っていました。
高校以来１０数年が経って、浩子ちゃんが病気になって
車椅子生活になっていることを知りました。

我社でご実家のリフォームをして、生活をされていま
したが、その後も病状は改善せず、ご実家での生活が
難しくなりました。そこで、家の近くの土地に新築を
建てることになりました。それが、超変形地です。

私と末岡の２人で 何度もプランを書き直しながら打ち
合わせしました。細長い土地に変形建物が出来ました。

　　　　　ー　完全バリアフリーの家　ー
　

お引越しされ、ご本人・お母さんと完成した新築の家

でお会いしました。使い勝手が良く、広い部屋になっ

ていて、大変喜んでいただき、この時ほど

　　　　　「建築家で良かった」

と思ったことはありません。
浩子ちゃん・ご主人様　これからこの新築のバリアフリー

の家で、楽しく・明るく生活をしてください。
そして、少しでもご病気が回復することを心より祈って
います。

　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　平成２６年５月３０日

　　　　　　　　　　　　　　　　旭ホームズ株式会社
　　　　　　　　　　　　　　　　　社長　桝　　卓雄