素の家リノベーション『自然と共に暮らす家』
素の家 リノベーション 『自然と共に暮らす家』
古い日本家屋の母屋を断熱改修して2世帯住宅にリノベーションしました。こちらのお家の中心には薪ストーブがあり、優しい暖かさと癒しを与えてくれます。既存の土壁を残しながら蓄熱体として活用し廃棄物を減らしながら暖かいお家に性能向上できる様に計画したお家です。大きな日本家屋でも断熱改修する事で住み心地の良い室内になり快適な室内空間に生まれ変わる事ができます。
工事前写真
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解体前のダイニング
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解体前の客間
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解体前の1階和室。リノベーション後に寝室になります。
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解体前キッチン。リノベーション後には対面式のキッチンになります。
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解体前の廊下。廊下はお部屋を分断していたのでリノベーション後はLDKに取り入れて暖かい室内にします。
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解体前のアルミサッシ。リノベーション後はペアガラス仕様の2重サッシを取付します。
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解体前の2階。リノベーション後は寝室になります。
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天井裏。立派な構造体が見える小屋裏空間です。断熱材はほぼ入っていません。
工事中写真
解体工事
壁の内部は土壁でした。そのまま残して廃棄物を減らすと共に蓄熱が出来る様に考えました。
解体工事
構造体はほとんど手を加えずにそのまま間取り変更を行いました。建物の劣化も少なくとても状態の良い建物でした。
断熱改修工事
外壁側で土壁を残す部分にはフェノールフォームを施工しました。土壁の断熱性能を生かしながら撤去しない事で廃棄物も減らす事ができます。
断熱改修工事
エリアで断熱をしているため、間仕切り壁で断熱エリアと隣接する壁には高性能グラスウールを施工しました。
薪ストーブ工事
薪ストーブを設置する部分には石州瓦の素材で作られた瓦タイルを施工しました。背中の壁は土壁を残して蓄熱容量を増やしています。
薪ストーブ工事
2階には吹き抜けがあり、薪ストーブの暖かさを各部屋に届ける工夫をしています。無きストーブがお家の中心に来る事で部屋中どこでも暖かくできる工夫をしています。
完成写真
リビング
リビングの真ん中には薪ストーブが設置されています。針葉樹もゆっくりと燃やす事ができるAGNIという薪ストーブを採用しました。設置している炉台は石州の瓦タイルを採用しており、後ろの壁には蓄熱体として土壁をそのまま残して仕上げをしています。
完成写真
薪ストーブ
薪ストーブの上部は吹き抜けになっていて暖かさを2階の隅々まで届けます。露台の上にも開口を開けてダイニング・キッチンにも暖かさを届ける工夫をしています。
吹き抜け
南面からの採光を吹き抜けを通して1階奥のキッチンへ届けるために吹き抜けを設けました。今までは北側のキッチンは薄暗く光が届かない場所でしたが吹き抜けからの導光を利用する事で明るいキッチンになりました。
ダイニング・キッチン
キッチンは既存の壁付けタイプのキッチンを再利用しました。後ろの食器棚は家具工事で造作し、扉は今まで入り口として利用していた建具を再利用しました。ダイニング横は今までは廊下でしたが客間になりました。
造作の食器棚
昔のお家の建具を再利用して作った食器棚。内部の家具は造作家具でオーダーしました。思い出のある建具を再利用する事で思い入れのある食器棚になりました。
ダイニング
ダイニングの薪ストーブ裏の壁は壁付けテレビの設置場所になっています。壁にはエコカラットという調湿効果のある室内用のタイルを貼りました。
デスクスペース
吹き抜けのある2階のホールには在宅でお仕事をされるご主人様の為にデスクスペースがあります。もともとあった壁の出幅を利用して書類などを置く場所にしています。
寝室
お母様の寝室は1階に確保しました。大きなウォークインクローゼットを設けていています。窓際が寒いという問題点は断熱化と窓を2重サッシにする事で解決しました。
寝室
ご夫婦の寝室は北側ですが吹き抜けと隣接しており薪ストーブのおかげで冬でも寒くない寝室になりました。
室内窓
吹き抜け上部には寝室に暖かさを届ける室内窓があります。暖かさと明るさを届けてくれる窓になりました。
窓の断熱化
窓は全てペアガラスの2重サッシにしました。窓から逃げる熱の量と結露が以前の家ではひどかったので2重サッシにした事で熱のロスと結露の問題が解決できました。
