2021年1月28日

気密測定についてご質問頂きました。

  • 疑問にお答え
気密測定の様子
気密測定の結果が出た画面

先日、気密測定についてご質問を頂きました。

気密測定についてはこちらの記事で詳しく書いておりますが、
全棟気密測定されているとの事ですが、どの様なデータが出るのですか?との事でした。

気密測定ではC値だけしかでない訳ではなく、その他に色々な数値が出ます。
通気量は換気の事を考える上ではとても重要ですし、n値は施工精度のレベルを知る事ができる数値という認識です。

通気量は換気システムの換気計算で取り入れた部分以外の換気扇で排気する空気の量を検討するうえで重要です。
浴室などの換気扇は排気オンリーで給気がされない物が多いので単純に排気だけすると給気不足でドアなどを開ける時に不具合があります。
キッチンは同時給排と呼ばれる換気扇を採用するので室内が負圧になりにくい物を採用しています。

n値は隙間の大きさの分布を表す数値として考えておりますが小さい隙間が分散している状態の時は1.00に近くなると言われております。
大きな穴が不規則にあると2.00に近くなるので1.004に近いほど良いと言われております。

αAという隙間の大きさと、気密性能のC値だけがよく話題に上がりますがその他の数値も見ていると面白いです。

今回、私たちが提出している気密測定の結果報告書の例を添付いたします。
数字だけ見ると何のこっちゃという感じですが、毎回提出しております。ご参考にして下さい↓

表紙
物件概要
測定結果
測定時の様子


測定結果の報告書は上記の様な書式でご提出しております。

私たちの会社では全棟気密測定をしておりますが、年間棟数10棟前後ですので全棟測定をする事が可能です。
今後もあまり多くの棟数はせずに品質を上げる事を大切にしているので全棟測定していこうと思います。

気密性能がすべてではありませんが高気密高断熱を語る上では大切な数値である事は間違いないです。

今後も丁寧に施工して隙間の少ない家を作っていきます。

あと気密測定についてはこちらを改めてご覧になってみて下さい。

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