2014年5月19日

棟札

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こんにちは。村上です。
今月の14日から始まってます安芸郡M様邸建替工事の既存住宅解体工事で興味深いものが見れましたので、ご紹介させて頂きます。
それは昭和34年(今から55年前)当時新築上棟の際に大工さんによって取付けられました棟札が解体工事の際に出現致しました。
木造2階建の家の1Fの天井裏にスペースがあるのは何となく解体前からわかってはいましたが、
そこを壊してみたらいきなり写真の通り4つの棟札が出てきまして私はびっくり。
棟札 【むなふだ】 とは

棟木銘。建築物の建築の由来,建築者,大工,建築年月日,修理記録などを記録した木札。建物の屋根裏の棟木にうちつけられたり,屋根裏に納められた。中尊寺の1122年のものが現存最古で,鎌倉時代以後多く,建築関係史料として貴重

との解説がございますが、この度の棟札は白米○○俵 寄贈○○なんて書いてあります。
昔は棟梁さんに上棟の際にこのような物をお渡しされていたのですね。
現在ではご祝儀やお礼を上棟時に棟梁にされない事も珍しくない時代になってまして、
何だかこの事が微笑ましく思えました。
別にされないからだめだと申し上げている訳では無く、これも時代の流れかな?と思ってしまう私も
もう歳ですね。
他に梁丸太も出現して、私の中ではタイムカプセルを開ける気分で、ワクワクします。
今考えますと現在の家づくりとは全く異なった当時の構造材や仕様は日本建築の進化を知る上で、
非常に勉強になります。
また近々現場に行きたいな~。
もしかしたら何でも鑑定団に出せる品物も出現するかもしれません。その時はこそーっとご紹介
させて頂きますね。
村上でした~。

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