2015年12月29日

社長の手紙 Vol.278

  • 社長の手紙

拝啓

あともう少しで、2015年が終わろうとしています。
今月20日全国高校駅伝が京都であり、世羅高校が男女アベック優勝しました。

22年前に仙台育英高校がアベック優勝して以来の快挙です。
世羅の男子はこの10年間で5度全国優勝をしている強豪です。

女子は未勝利のチームです。
しかしこの日は違っていました。
最終5区、4位でタスキを受け取った向井優香選手は、トップと35秒差を逆転し区間賞の快走で、初優勝に導きました。
この年の瀬に、世羅高校から大きな大きな感動と勇気と力をいただきました。
私達も、来年頑張りましょう!!!

~37年の一生~

浩子ちゃんのお葬式が12月15日行われた。
37歳、余りにも早過ぎる死である。

私が浩子ちゃんと出会ったのは、鈴が峰女子高校バレーボール部に、彼女が入部してきた15歳の時だった。
背が高く、身体能力が抜群だった彼女は、2年生でレギュラーになり、アタッカーとして活躍した。

1級上の先輩に、私の娘がいたので父母会の会長をしていた私は、2年間彼女を見ていた。
しかし娘の卒業を機に会うことがなくなった。

今から6年程前、浩子ちゃんの身体が不自由になっていることを知る。
難病に侵されていたのだ。

その後、彼女の自宅の近くに障害者用(車椅子生活ができる)の自宅を新築したいと相談を受けました。
正直私は大きなお金が掛かる事なので、躊躇しました。
ご主人・浩子ちゃんと話をし、ご要望を聞く内に早く建てる方が良いと感じました。
2014年春、完全バリアフリーの気密断熱の性能の良い家が完成し、引渡しをしました。
ご夫婦が住みやすい、快適な生活が始まりました。

しかし入居して1年半、浩子ちゃんは突然に亡くなりました。
37歳の若さです。
お通夜の時、ご主人から「新居での日々は快適で楽しく、明るく生活でき良かった」と言っていただき、私の胸の痞えが癒えました。

37歳の一生は短いかも知れませんが病気になっても、いつも明るく前向き生きていた浩子ちゃんから、私達は多くのことを学びました。
ありがとう 浩子ちゃん!安らかにお眠りください。
私達は決してあなたのことを忘れません。

敬具

平成27年12月29日
旭ホームズ株式会社
社長 桝  卓雄

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