村上です。いつもの陸上ネタですみません。
先週の4(土)・5(日)日で開催されました、全国中学通信陸上広島県大会に息子が出場致しますので、エディオンスタジアム広島の方に応援に行ってきました。
この大会と今度の18・19日に行われます、広島県中学陸上選手権の2つの大会のみで全国中学陸上選手権大会(今年は北海道で開催、全中と通称言います)の参加標準記録を突破した者だけが、全中への出場が許されます。
全中陸上の標準記録は2年生にとっては滅茶苦茶ハードルが高いので(1年生ではリレーでの参加以外はまず無理)、ほぼ3年生の出場が多いですが、2年生でもボーダーライン上にいる者にとっては、憧れの舞台です。(ちなみに共通男子100mの参加標準記録は11秒20です。)
息子は2年男子100mと共通男子200m、そして広島三和中学校として4×100mリレーの方に出場致します。
これが2日目のタイムテーブルに全て重なってしまいましたので、来年もチャンスがある200mの出場を棄権し、100mと4×100mリレーに掛ける事に致しました。
実は先月中旬の大会で11秒38の自己ベストを出した後、息子は初めて故障を経験致しました。体が硬いのです。
腰をやっていますので何の練習も出来ず、私の中学時代の同級生がやっています整体鍼灸院での針治療等に通ってほぼ治りかけたと思った矢先、先週は中間試験の疲れからかどっと熱を出し、体調が病み上がりの状態。練習もまともに2週間もしていない、ぶっつけ本番の最悪の状態での出場になりました。
1日目の夕方には男子4×100mリレーの予選が、雨の降りしきる中行われました。雨が振ると何かが起こるとまで言われる様に、ミス連発の中、ひやひやの全体5位通過。
先に行われました女子予選は、何とテイクオーバーゾーンで失格。
全中を目指す男子三和中チームとしては、少しのミスが命取りになってしまいますので、決勝では修正をしてもらいたいものです。後で、顧問の先生の強いお説教の声が子供達に注がれてました。
(実はリレーのみ、この通信大会の優勝チームのみが全中に県代表として出場出来る一発勝負です。)
天候と同じく、雲行きが怪しいすべり出しの1日目になってしまいました。
2日目11時半に行われます2年男子100m予選、天候は曇り、風は向かい風。昼頃から追い風に変わる予報でしたので、早く競技が始まる前に追い風に変わってくれる事を祈ってましたが・・・。
やはり間に合わず、向かい風の中で競技はスタートしました。
息子は1組の5レーンでスタートしましたが・・・。
予選一発目で都合よく標準記録越えを目論んでおりましたが、予選の走りはやはりベストの状態とは程遠く、11秒71と考えられないタイムでゴールしてしまいました(向かい風0.2m)。
これでも何とか予選は全体のトップで通過したのですが、記録は間違いなく本日は見込めないので、次回県選手権大会までのお楽しみとし、顧問の先生の指示で順位狙いで勝負に徹する事に切り替えました。
息子はあまりのふがいなさにショックを隠せない様子。気持ちの切替の方もアスリートには必要です。
決勝は14時半からでした。この時は追い風のいいコンディションに変わっていました。少しでも体調の悪さを風がカバーしてくれればいいのですが・・・。
昨年の1年生時の通信陸上の100m決勝から1年経ちますが、A決勝に残ったメンバーは昨年とガラリと変わりました。これは中学生の成長度の早さを証明している様で、本当に来年も必ず決勝に残れるという保証は何にも無いと言う事です。
昨年の決勝メンバーで残念ながらB決勝に行った子も多数居り、A決勝に残った子の中でも昨年全く記録を出していなかった子が急激に記録を伸ばして来て、息子も私もびっくりです。
そんな中で決勝は行われました。
悪くても11秒5台を出さないと優勝は出来ないと考えておりましたが、やはり予選の時と異なり非常にハイレベルな戦いに結局なりました。
風は追い風の1.8m。息子はまだ体の切れが無い走りでしたが、何とか苦しみながら11秒50のタイムでゴール。
何とか優勝出来ましたが、2位が11秒60、息子以外何と7位までが11秒台という皆自己ベストを出した、いいレースになりました。今年は例年と異なり、広島市の子のレベルが高く、8位の入賞者の内、5名が広島市予選から出場した子が占める事になりました。
残念ながらタイムに関しては自己ベストに遠く及ばず正直不本意でしたが、よくここまで修正が出来たと思います。この体調ならば上出来です。こんな日もあるさ!
表彰式で見せたまだあどけない笑顔を見て、昨年に続いて2連覇した偉業を大いに褒めて上げたいと思います。
決勝の動画はこちら
2日目夕方の最終競技が男子4×100mリレー決勝です。これで今年の全中出場の運命が決まります。
実力はほぼ均衡しており、どのチームが優勝してもおかしく有りません。ただ少しでもミスをしたチームが負けます。広島三和中は8レーン、1走=3年生、2走=息子2年生、3走=2年生、4走=3年生のベストメンバーでの出場です。いつも一緒に練習をして、先輩後輩の隔たりが無い一心同体の関係が、親から見ていても青春ですね。懐かしいです。
競技場はシーンと静まり帰り、応援しているこちらも緊張で息をするのが苦しくなる位の状態でしたが、昨日の予選と異なり、天候にも恵まれて、いいレースが期待出来そうです。
いよいよスタート。
三和中チームは1走がトップで息子にバトンを渡しました。トップを保ち、息子は3走へバトンを渡しました。この時点で上位5チームがデットヒートの中、4走のアンカーへ。
大歓声の中アンカーがゴールしました。結果は・・・。
広島三和中は4位でゴール。残念です。
決勝の動画はこちら
優勝は神辺中が44秒55の好タイムで全中の切符を手に入れました。
このレースで上位4チームがチームベストの記録を刻み、レベルの高いレースでした。
やはりトップ3の記録44秒台が良すぎました。広島三和中は45秒11の好タイムを出しながらの4位です。(昨年だったら優勝してます。)
レースが終わり、三和中の待機場所の方に行ってみますと、リレーメンバーが人気も憚らず号泣しておりました。うちの息子も滅多に人前では泣かないのですが、余程悔しかったんでしょう。
私も思わずこの光景を見て、ウルッと来ました。
君達皆は実力を出し切りました。下を向かず、顔を上げて堂々と前を向いてください。
君達にはその資格が有ります。
時に勝負の世界は残酷な面も持っていますね。
この悔しさをバネに前を向いて次の大会に臨んでください。
次は全中出場は無いですが、県選手権での優勝が決まれば中国大会出場です。
リベンジしてください。父兄代表応援団長の私も必ず応援に参ります。
青春っていいですね。私もこの時代に戻りたいです。
来年はこのチームは強くなりますよ。
リレーは残念な結果となりましたが、息子を含めてこの大会を通じて皆が成長出来たと思っております。
陸上競技は本当にいいですよ!
長々お付き合い頂きまして、有難うございました。