先日お引き渡しさせて頂いた佐伯区の素の家『笑顔と笑い声を届ける家』は現在の様な冷房時期は2階のエアコン1台で全館を冷房する計画を立てています。
ちなみにこちらのお家は断熱性能はG2クラスで、空調は1種の熱交換を入れています。
間取りは開放的に設計していきたいところでしたが、お施主様のご要望もあり各お部屋はキッチリと分けられています。
特に2階は各部屋のプライバシーを守りながら各部屋に冷房を行き届かせるという相反する目的を達成しないといけないので冷房を設置する場所や冷房を各部屋に届ける工夫が必要でした。
なので今回は1階から2階へ上がる階段上部の部分にエアコンを設置して、踊り場部分はスノコ形状にしました。
また2階からロフトに上がる階段はオープン階段にして各部屋にしっかりと冷房が行き届く工夫をしています。
熱負荷などからエアコンの容量が足りる事は計算済ですが、どのくらい各部屋が涼しさを体感できるかは完成後に実際に運転し計測、体感して確認しました。
概ね、2階の2.8KWのエアコン1台で家全体を冷房できており、相対湿度も50%台と良いゾーンに入っています。絶対湿度も13g程度なので快適です。
現在、ミライの住宅さんの全館空調講座@広島に参加していますが、快適と呼ばれるゾーンにどうやって室内環境を導くかを毎回勉強させて頂いています。
もう少し細かく見ていく必要はありますが、暑さの続くこの数週間ですが室内はとても快適な温度に保たれています。
エアコン1台で快適な室内にする為には、住宅内の熱源や間取り、設計の工夫、エアコンの特徴など色々な要素が絡んできます。
ひとつひとつを紐解いて小さなエアコンで大きな空間を快適にできる家づくりを今後も勉強していきたいと思いました。
こちらの現場は動画を撮影しておりますので後日資料請求を頂いた方に限定公開の予定です。
ご興味のある方はぜひ資料請求をされてみて下さい。