街中の良さを活かす家づくり


現在、広島市の都市部で家づくりのご相談を頂いております。
街中なので近隣の建物との距離や高さ、視線など配慮する点があります。
またどの場所でも検討が必要ですが今は空き地や駐車場だとしても将来建物が建つかもしれないので建つ可能性がある建物の高さなども配慮が必要です。
都市部は特に高い建物が建つ可能性があるので日射や視線に対する配慮を事前に検討する事も大切な事です。
写真のお家は以前建築したお家ですが、敷地がコンパクトで私たちの会社に来られるまではどこの会社さんも3階建てのご提案で予算に合わず、かつ各フロアの大きさも要望に合わないために私たちの会社にご相談を頂いたお客様のお家になります。
東西は建物が建ち、道路側は視線が気になる場所で、反対側は建物が新しく3階建てで建築される可能性がある場所でした。
東西は採光や通風に必要な窓以外は閉じ、道路側は採光のための窓のみにして、裏側は将来建つ可能性がある建物を検討して背の高い目隠しをしたバルコニーで明るさを確保したお家です。
また3階建てにせず、1階寝室、子供室にして2階リビングとロフトの組合せにしました。
床面積はコンパクトになりましたが空間は大きく使える設計にしました。また空調なども少ない冷暖房機器で全館空調できるお家でご提案をさせて頂きました。
都市部は郊外と違って明るく暖かい、気持ちの良い場所を探しながら、サイズや間取りを検討して、その中で隣地との関係をしっかりと検討する必要があります。
街中には街中のノウハウがあるので素直に設計しつつ、気持ちの良い場所をお施主様の大切な居場所にできる様にご提案していきたいと思います。