変わる太陽光発電の売電価格
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今朝、Facebookで繋がっている建築実務者さんの投稿で2025年度の後半(10月)以降において新設・申請される住宅用太陽光発電の余剰電力の買取価格についての投稿がありました。
まだ閣議決定しておりませんが今後住宅用太陽光発電のFIT制度において、次のように大改正されると見込まれます。
ここから引用させて頂きます↓
<初期投資支援スキーム>
初期支援:0年〜4年の4年間 24円/kWh
後期支援:5年〜10年の6年間 8.3円/kWh ※2025年9月までは10年間15円/kWh。
目的は2050年脱炭素社会の実現を目指すための住宅用太陽光発電のより一層の普及です。
本制度改正により投資改修期間の短縮と予見確実性を高めることが期待されています。
ちなみに後期支援の期間は8.3円/kWh以上の買取を行う小売電気事業者に乗り換えれば収益は国の想定よりもプラスとなります。 (ちなみに後期支援の8.3円/kWhは加重平均後の卸電力取引市場価格の金額です)
経済産業省の調達価格等算定委員会(直近2025年1月30日開催)のHPはこちら。
例年2月に最終案がアップされその後のパブコメと閣議を経て最終決定します。
https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/102.html
住宅用太陽光発電に関する案はこちらの18~29頁。 https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/102_03_00.pdf
写真の表はこちらの1頁。 https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/102_b01_00.pdf
↑ここまで
まだ確定ではありませんが初期と後期に分けて売電価格を変えるという改正案になります。
15円より24円がお得にはなりますが、期間が4年と短くなり、その後の売電価格はかなり下がってくるという方向性になりそうです。
今後も自家消費の方向性は変わらないと思いますので断熱性能のUPと省エネ性能のUPをした上で自家消費できる太陽光発電の容量を検討してご提案していきたいと思います。