原因をひとつひとつ探る大切さ
原因調査の重要性
先日、ご紹介者さんから雨漏りで困られているお客様をご紹介頂き現場調査を行いました。
私たちがお伺いする以前に2社ほどリフォーム業者さんに現場調査をして頂いたとの事でしたが、ひとつの会社は瓦の下のアスファルトルーフィングが全てダメなので葺き替えのご提案で数百万円の金額でご提案されていて、もう1社さんは天窓付近の防水が原因なのでまずは天窓付近を調査してそれから今後を考えましょうと言うご提案でした。
私たちも調査をさせて頂きましたが、原因と思われるのは天窓が怪しく、屋根全体というよりは天窓付近の板金が原因ではないかとお話しました。
なので、後者のリフォーム屋さんと同じまずは天窓付近の調査が優先順位が高いですとお話しました。
前者のリフォーム業者さんのご提案は間違いではないと思いますが、非破壊の調査で分かる原因には限界があります。
目視調査→該当箇所の破壊調査→その後復旧もしくは葺き替えが順序としては正しいのではないかと思いました。
いきなり葺き替え数百万円というご提案は少し違和感を覚えました。
屋根や壁の雨漏りは早く対処する方が良いのは間違いありませんが、見えない部分も多く、お施主様もご不安が大きいのでいきなり大きな工事でご依頼される事が多い工事個所の様に思います。
原因を見極める前に雨漏りの該当箇所も含めて全て葺き替え、塗り替えの方が工事業者としては楽なのですがコスト負担はあくまでお施主様です。
葺き替え、塗り替えの方が良い場合もあるので一概には言えないのですが、この様な時ほど丁寧なご対応が大切だなと感じます。
今後も雨が強く降る時があると思います。
急かされても焦らず、しっかりと原因を見つけてくれる業者さんにご依頼される事をお勧めいたします。