2012年8月31日

社長の手紙 Vol.238

  • 社長の手紙

拝啓

暑かった日中ですが、朝夕、少し涼しくなりました。
やっと夏も終わりになりそうです。
第4回旭ホームズ夏祭りを25日、26日に行い今年もまた大盛況でした。
土、日曜の来場者は300人を越えています。
子供さん達の明るくて楽しそうな笑顔を見るとやって良かったと思います。
五月が丘で恒例行事になりつつあるので来年も頑張ってやりましょう!そして、今年もお手伝いしていただいたトータル住器の藤坂さん、アトリエレイの佐伯さんお疲れ様です。
ありがとうございました。

感謝

「潮」の香りに乗せて「心」につなぐメッセージ

このタイトルは本のタイトルです。
著者は広島にある船舶の管理会社の社長です。
業務は貨物船を管理して日本列島の端から端まで海上物流している会社です。
(株式会社 広島シッピング。管理船舶数は16隻、在籍船員135名。広島市南区宇品海岸1−1−9)

一般的な貨物船は一隻当たり5〜6名の乗船員で運搬されており仕事に入れば3か月乗船して、1か月陸上休暇を取る勤務状態です。
乗船中は航海区域によっては「テレビが映らない」「携帯電話が圏外」「新聞雑誌が買えない」など様々な情報から隔離された職場環境になります。

海上生活に疲れ閉塞する気持ちから起きる油断は多くの海難事故を誘発する引き金にもなります。
海難を撲滅し多くの乗組員の生命を守り、会社の財産管理を全うできる手段として航海する船に社長が毎日「FAX通信」しています。

2011年2月1日の「FAX通信」をご紹介します

「苦労は自分のためにしている」

乗船員のみなさまも今年の海上はよく時化て、外気の半端でない冷気に身を縮めていることだろうと思う。
夜半のシフト、早朝の入港スタンバイ、ハッチ上の雪かき、手の感覚を失う船内の水洗い、時化続きの睡眠不足・・・数えばきりのない自然との闘いは「苦労と我慢」の連続であろう。
凍る足元では腰に力が入らず耳をふさぐような風の音でブリッジから出される指示の声も聞きとれないことが多い。
寒風の外海を相手にする仕事は誰でも本当につらいものである。

しかし、ためらっていたのでは、この手の仕事は前に進まない。
嫌なことでもその気になってがんばらなければ、全員の統制に迷惑がかかる。
一人一人がその役目を計算されて最小限の乗船員で構成されているのである。
一人の不注意が全員を巻き込むギリギリの運搬では、わがままは許されない。

この苦労を乗り切るには「誰のため」「なんのため」と思えばよい。
その答えは「苦労は自分のためにしている!」である。
なぜなら、嫌なことや苦労を惜しんで、この世は自分だけが特別に楽しく生きることなどまずできない。

さらにさらに心身を苦労の風に当てれば人は必ず抵抗力を身に付けて強くなれる。

家族のため、仲間のため、会社のため・・・・・・それは必ず自分のために返ってくる苦労の糧ではなかろうか。
以上、一部ですが紹介しました。
毎日毎日書き続けることは簡単なことではありません。
社員の生命・船の安全を思う社長の熱い「叫び」「祈り」が毎日のFAXとして現場の乗船員に届けられています。
そして、その文章力、表現力の素晴らしさにはただただ、敬服するばかりです。

広島シッピング 社長 旗手安夫 さま にはこれからもますますお元気でご活躍されますことを願っています。

昨年6月新築工事をさせていただいた著者のご子息 旗手 寛高さん からいただいた本です。
旭ホームズに関係する方には、是非、読んでもらいたい一冊としてご紹介します。
潮の香りに乗せて心をつなぐメッセージ著者 旗手 安夫発行所 ㈱文芸社定価 1,300円(税別)

敬具

平成24年8月31日
旭ホームズ株式会社
社長  桝 卓雄

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