素の家『オアシスを感じる街中の家』 広島市南区で建築した床下エアコンを採用した狭小住宅の施工例です。街中の限られた敷地の中で土地のポテンシャルを生かす建物形状を社内で考慮しご提案したお家です。都市部の中でもパッシブデザインを採用し、全館どこでも夏涼しく、冬暖かいお家です。都市部ならでは工夫や空間の繋げ方など参考になるお家です。
リビング
無垢のナラの床材を採用し、リビングの天井はシナベニアを貼りました。壁は大谷石のタイルです。階段部分にはアイアンの手すりがあります。木や石や鉄、紙など普遍的な材料で室内を作り上げました。
2階リビングの勾配天井
コンパクトな敷地なので上下の高さで空間の抜けを確保しました。リビングの上のロフトは和室スペースの様に畳敷きになっています。高さを出す事で空間を大きく使える事ができ、コンパクトな間取りながらも窮屈な室内にならない工夫をしています。
ロフト和室スペース
天井高を抑えたロフトに畳敷きの和室スペースを設けました。床座なので高さの低さも気にならずちょうど良い高さになりました。カウンターを設けて書斎としても使える様にしています。
外観
道路面の2階はガルバニウム鋼板の壁にしてアクセントを付けています。玄関ドアはユダ木工さんの国産桧の木製ドアを採用しました。1階の一部は車のガレージになっています。
1階廊下
狭小地なので玄関と廊下はコンパクトな空間にしています。ですがトイレなどの水まわりや手洗いを確保して動線の良い室内になっています。
玄関ドア
玄関ドアはユダ木工さんの木製玄関ドアを採用しました。
洗面スペース
洗面スペースは洗面、洗濯、乾燥、脱衣、クローゼットの機能を全て集約したサニタリー兼ランドリールームになっています。キッチンの横にあり家事動線は無断の無い配置になっています。
乾太くん
洗面脱衣室には乾太くんを設置しました。
和室格子戸
夏の冷房用のエアコンはロフトスペースに設けています。地窓の様な障子の部分には格子があり、空間を遮りながら空気を循環させる工夫を取り入れています。
階段下手洗いスペース
床下エアコンのカウンターを利用して手洗いのシンクを設けました。帰宅してすぐに手が洗えるところになるので感染対策にもなり実用性の高い手洗いシンクになりました。
階段
階段をスリット形状にして空気の循環ができる様にしています。
リビング
リビングは天井高を下げていますが、掃き出し窓の外はバルコニーとなっており、高低差を付ける事で空間の抜けを良くしています。大谷石の壁材の下の部分のルーバーはゲームやDVDプレイヤーを隠す場所として利用しています。
スリット階段・アイアン手すり
空間をできるだけ繋ぎ、冷暖房効果を上げるために階段はスリット形状で手すりもスリムなアイアン手すりを設置しました。
造作のダイニングテーブル
キッチンの前に作り付けでダイニングテーブルを取付しました。一部は収納にもなっており、無駄なスペースもしっかりと活用できる様に工夫しました。