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既存住宅の耐震補強工事についてのポイント 壁の補強についての考え方

2019-06-20
カテゴリ:広島,現場,リフォーム,リノベーション,名藤,性能向上リノベーション,耐震改修,断熱改修,不動産,中古住宅,インスペクション
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名藤です。

なんやかんやでブログをサボってしまいました(-_-;)
という訳で久々のブログですが、既存住宅の耐震改修について書きたいと思います。
今回は耐震のキモである壁の補強についてです。

現在佐伯区で戸建て住宅の耐震、断熱を行う性能向上リノベーションが着工しております。
現場では解体工事が完了し、床下地の施工と耐震補強を行っています。

耐震補強ですが解体前にある程度床下、小屋裏に潜って状況を把握してはおりましたがいざ解体すると構造体に蟻害や腐朽があったり、思っていたのと違う構造の組み方などがあるので
解体してから再度耐震の計画を確認します。

今回耐震補強の計画の為に使ったソフトは(株)えびす建築研究所さんの達人診断です。
広島県の木造住宅耐震改修低コスト工法講習会『耐震リフォーム達人塾』で紹介されたソフトです。
低コストで効率的な壁の耐震改修のディティールが沢山入っていてその場で強さやバランス、細かい事をいうと壁の端部の金物の仕様まですぐに分かる優れものです。

耐震改修は強い壁をただ入れたら良いという訳ではなく、コストや基礎の状況、金物、配置等を考慮しないと高くてバランスの悪い耐震補強になってしまいます。

今回は既存の耐力壁も多く、基礎の状況も良かったので既存の筋交いと呼ばれる耐力壁は生かしつつ、その他の場所で新規の補強する壁を設置しました。
ここでポイントですが、建物の隅などに既存の耐力壁を設置している既存住宅が多いのですが、その部分に更に強い壁を補強するとその端部の金物は大きな力に対して耐えられる物にする必要が出てきます。
簡単に言うと強い壁を既存の壁の配置で作るより、強すぎない壁をバランス良く配置が大切なポイントです。

なので建物角の耐力壁はそのままで、基礎のある間仕切り壁の部分や、角から1ピッチでも離した部分に新たな耐力壁を設けた方が金物を小さくできます。
建物の形状で変わりますがシンプルな形状の建物であればこの金物の配置に関しては上記の様な工夫が必要だと思います。

今回のこちらのお家も上記の様な事を工夫しながら現場監督の岡崎と相談しながら進めています。

まだまだ書き足りない部分もありますが、今回はこのへんで。
次回は基礎と水平構面について書きたいと思います。
以上、名藤でした。
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